待ち人の冬
雪が降り始めた
無言に舞う 六花は
煌びやかに 美しく散る
独りで佇む 世界は
酷く 寂しく 寒い
君が居ない
僕は独り
何度も廻るこの冬
君が帰るのを待っている
無慈悲な世界よ終われ
悲愴に満ちた世界よ去れ
残酷に満ちた世界
僕は必ず打ち破る
たった一人の恋した君よ
僕が守るから
笑って帰ってきてよ
○
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