幸せを望むことは間違いではない。だったら本当の幸せと不幸は何だ?


私が幸せを望むのは当然のことだ
だれだって幸せになりたいのは必然だ。

彼が幸せを求めるのは異常であった
彼は幸せを既に掴んでいるのだから。

幸せとは何か、
私は私に訊く

幸せは気付いていない時が幸せなのか?
ならば、今の私は世界で一番幸福なのだろうか?
幸せを気付いたらそれは幸せではないのだろうか?
ならば、彼はこの世で最も不幸なのだろうか?

では、この不幸に溢れた世界は、私にとって最大の幸せといえるのだろうか?
では、彼が味わう幸福に溢れた世界は、彼にとって最大の不幸といえるのだろうか?

私には、分からない。
私にとっての今の生活は不幸でしかない。
彼にとっての今の生活は幸福でしかない。

それでも、私は幸せになりたくて、
彼は幸せをもっと掴み取ろうとする。

何が、正しいのだろうか…

終わりのない迷路を彷徨うのと
出口が目の前にあるのを知っていて、それでも出口を探し彷徨うのは
どちらが幸福で、どちらが不幸なのだろうか…

この無意味な自問自答は何時までも続き
この無意味に味わう不幸は何時までも続く
あの無意味に味わっている幸せも何時までも続くことだろう































































この


































                            最の 




















































                           幸福




















































                           不幸

















































                       一体
























































何だ?


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